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ジャズ、コード、リズム、フレーズ、即興演奏、自由。

ジャズは生涯楽しめる最高の趣味。

突然ですが、私はトランペットという楽器を趣味としています。

高校の時に出会ってから10年以上。全然飽きずに楽しんでいます。むしろ、より新しい楽しみ方が見つかり探求が終わらない生涯楽しめる趣味になっています。

こうなれたのは、大学の時に「ジャズ」という音楽ジャンルに出会ったからでした。

高校の時は吹奏楽部。よくブラスバンドと言われる部活が音楽演奏、トランペットとの出会いでした。

吹奏楽は吹奏楽で、集団で一つの音楽を楽しんでいく面白さはありました。

大学でも吹奏楽か近しい合奏形態のオーケストラに挑戦してみようかなと思っていた時にたまたまであったのが、ビックバンドジャズ。

今でもその時の衝撃を覚えています。とにかく迫力と音の密度、色彩が豊かで一気に引き込まれました。思い描いていた構想は一気に切り捨てて、ジャズの世界に足を踏み入れたおかげで今があります。

ジャズはなぜ生涯楽しめるのか?

それは、コード・リズム・フレーズという音楽の基礎的なパーツを元に、自由自在に自己表現を探究し続けられるからです。

これは、吹奏楽やオーケストラではできません。一定ルールに添いつつも、今この時の中で音を紡ぎ出して、コード・リズム・フレーズを掛け合わせながら音楽を奏でる。

これほど音楽そのものを楽しめるジャンルはないでしょう。

演奏者としての楽しさは上記の通りですが、聞き手としてもジャズは本当に楽しい。

ジャズは敷居が高いと思われがちですがそれは思い込みです。

だって、構成要素は全ての音楽と同じくコード・リズム・フレーズが基礎です。

ポップスのように、歌詞の解釈を元に感情的に楽しむことはできませんが、紡がれる音の羅列を純粋に楽しむことができます。

  • このコードの響きよいなあ! それを伝えるピアノやベースの音の響きが美しい!
  • このリズム、自然と体が動いて心地よい! リズムチェンジしたところもとってもクール!
  • あのアドリブソロ、とても心に残るフレーズだったな。駆け抜けるように音が羅列されていても心地よく味わえる。

みたいな感じで楽しむことができます。

若干敷居高いですかね?

次の章では、実際にアドリブを楽しむやり方を簡単に紹介してみようかなと思います。

ジャズで奏でられるアドリブの楽しみ方。

ジャズの醍醐味は何かといったら、アドリブです。

インプロビゼーション、即興ともいいます。

あまり聞き馴染みないようだと、ごちゃごちゃと音をたくさんかき鳴らしているように聞こえてしまう表現もありますが、実は基本ルールがあります。

(ルールから外れて奏でる演奏もあるのでそれは例外として外して考えます。)

どんなルールかというと、

  • 表拍の音はコードトーンから始めること
  • フレーズの最後の音は必ずコードトーンで終えること

これだけです。

もっといろんなルールがあったりはしますが、このルールさえ守っていればなんとか成り立たせることができます。

コードとは、音が規則的な羅列で並んだ塊でハーモニーを作り出してくれます。

ドの音で一番基礎的なコード、C(英語圏だとドをCといいます)メジャーコードで説明してみると

  • C(ド)とE(ミ)とG(ソ)

が3つ連なったものが基本的なコードです。

Cメジャーコードの中でアドリブをやるとなったら、

  • 表拍の音を、C(ド)とE(ミ)とG(ソ)のどれかから始めること
  • フレーズの最後の音は、必ずC(ド)とE(ミ)とG(ソ)で終えること

を意識できて入ればアドリブができます。

つまり、この3つの音をリズムに乗せて出せれば良いわけです。

音のルールはこれだけですが、それだけだと楽しみ方の幅が狭いですよね?

そこで次に大事なるのがリズムです。

使う音が決まっているので、リズムにのせて

  • 音を伸ばしてみたり
  • 逆に音を短く切ってみたり
  • 同じ音を違うリズムで並べてみたり
  • 上と下の音にぐねぐねと移動し続けてみたり

と音を使ってリズムを楽しんでみましょう。

たった3つの音であっても、リズムに合わせていじってみるだけでいろんな表情を出すことができます。パズルみたいに無限に楽しむことができます。

コードとリズム。

これだけでも楽しいですが、やっぱり歌いたいですよね?

フレーズを奏でて心地よくなりたいですよね?

フレーズを奏でること。

これこそ音楽が自由たる所以。自己表現の要といえるでしょう。

抑揚や音の配列、そして一つ前のリズム全てを総合して作り出していくので自由度も高いです。

ハードルが高くなってしまうと動けなくなってしまうので、次の感じで取り組んでみましょう。

  • コードトーンの間の音を入れて5音の羅列で遊んでみる (CメジャーコードならD(レ)とF(ファ)を追加してみる)
  • オクターブの違う同じ音を使ってみる
  • コードトーンの半音下の音や上の音をコードトーンの前に入れてみる(アプローチノート)

これらを入れ込んでみると、基本的なコードトーンを奏でる状態に彩りが加えられてフレーズを奏でる楽しみが出てきます。

コードの音から大きくはずれず、近しい音を入れ込むと移動できる範囲と色彩が増えますし、それっぽくなります笑

今は1つのコードの中での動きを紹介していましたが、曲となるとここにコード進行が加わってより自由度と新しい楽しみ方が加わっていきます。

コードが増えることで使えることが変わり、表現の幅も広がります。

そしてコードが進行する中で音の配列に動きが加わり、新しい楽しみ方・工夫が増えます。

コード、リズム、フレーズ。

この3つの要素を基礎としてそういった要素を小さく積み上げていったのがジャズです。

実は覚えることってそこまで多くはなく、それらの基礎をさまざまな場面で使えるように磨き積み上げていくのが醍醐味なのです。

できる要素が増えれば増えるほど、楽しみ方の自由度が広がり続ける。

それがジャズの面白いところだと考えてます。

ジャズは「ただ今」に精神と身体を引き寄せてくれる。

音楽は時間芸術です。

時間の移り変わりの中で、音を通じて精神世界に訴えかけてくれる素晴らしいものです。

さまざまな音楽ジャンル全て素晴らしいですが、その中でも「ただ今」に集中させてくれる音楽がジャズだと私は考えてます。

なぜなら、即興が主軸にあるからです。

これほどその瞬間瞬間に集中し、今に惹きつけられる体験はないでしょう。

コード、リズム、フレーズ。

それぞれの要素をいかに自分らしく奏でるか。

各メンバーの音の配列はそれぞれの空気や思いがぶつかり合って、その時々で変化し、一定ではありません。

その中でどういうふうに音を紡ぐか?を考えながら、演奏すること。

これほど精神と身体を今に引き寄せてくれる時間はないと断言できます。

空白の時間をつくる上でジャズに取り組んでみてはいかがでしょうか?