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情報が溢れかえり消耗しやすい世界で生きるためには。

情報に溢れかえった中で生きる私たち。

世の中は情報で溢れかえっています。特に都会に住んで生活していると、自分が求めずともさまざまな流入の仕方で情報が流れ込んできます。

ITは世の中を豊かにしました。それは間違いありません。選択肢もできることも増えたという点で豊かになったのでしょう。

ですが、本当の意味で人生が豊かになったかというとほとんどの人はそうではないでしょう。

豊かさの定義も人それぞれですが、情報で溢れかえったこの時代では無意識のうちに反応的に時間を浪費する罠が多く張り巡らさせれることになりました。

楽しい娯楽と思って触れているものたちは、人を受け身な依存状態に陥れて貴重な時間の浪費を引き起こしています。

確かに選択肢は増えた。けれど、豊かな時間の使い方は乏しくなった。そんな人が多いのではないでしょうか。

この時間の浪費は、余暇の過ごし方にも影響を与えています。

土日、朝ゆっくりと起きてからスマートフォンでSNSや動画コンテンツの消費をしていないでしょうか? それらをぼーっと楽しんでいる(反応させられている)うちに数時間たち、あっという間に1日が終わっていないでしょうか?

これは、情報に侵食され反応的に時間を浪費してしまうことが引き起こす弊害です。この時間の過ごし方をすると、全然満足感がなくただ疲れが引き起こされます。

この疲れは現実逃避心を引き起こし、そこに目を背けるために情報に流されることを選択し、さらなる悪循環につながっていくのです。

私たちは情報に溢れかえった世界で生きています。

そして、それが引き起こす人間としての人生への悪影響は気づかないうちに大きく積み上がっているものです。

豊かさに飲み込まれてしまっているのです。

この状態を正しく認識し、できることから適切に豊かさを利用する側になることが必要です。俗に言う、主体性ってやつですね。

情報量増加により負荷の増える仕事生活が与えてくるストレス。

情報が溢れかえっているということは、仕事においてもいえます。

なんなら、仕事がそれを助長していると言ってもいいでしょう。

ビジネスはスピード命です。

スピードが価値を生むことが多いため、仕事が一番情報化の恩恵を真っ先に受けます。スピードが上がるということは、やりとりされる情報の量も比例して増加します。

バーチャルな世界で繋がれる世界では、情報のやりとりが際限なく続きます。会社がSNSでやりとりをしている場合、土日もそこでやりとりされる(されていると思い込むものも含めて) ことが余暇への集中力を阻害してきます。

繋がれる自由は、情報に縛られる不自由を生み出したのです。

この悪影響は大きく、仕事と休日の境界線がはっきりしなくなり当事者として気づかないうちに消耗してしまう状況を作り出してしまったりします。

コロナ禍初期は仕事と家で寝るサイクルが無限地獄のように続くような状態になり、メンタルが崩壊しかけました。

今考えると、情報を処理する空白の時間が取れておらず脳内がパンクしたことで無気力になりかけたのだなと振り返っています。

情報を適切に処理できないと、簡単にメンタルは傷ついてパフォーマンスを下げ、最悪な状態では休職も引き起こしてしまいます。

それくらい、情報が溢れることは恐ろしいのです。

気付かぬうちに大きなストレスを残してきます。

そこに反応的に流されて心身をやらないためにも、仕事と余暇の過ごし方を真剣に考えることが結構重要なのです。

仕事と余暇の境界線が曖昧な世界で、効果的に休むためには?

仕事ができる人は休み方がうまいとよく言います。それは本当でしょう。

余暇を適切に過ごすことで、仕事で成果をあげるために思考の整理・情報に溢れた脳のリフレッシュができ、仕事に集中できる体制が作れるからです。

では、仕事と余暇の境界線が曖昧な世界で、どうやって効果的に休むべきなのでしょうか?

要素は3つです。

  • 休日が楽しみになるプラン(カジュアル旅行)を考える
  • 身体を動かす予定を入れる
  • 平日にリフレッシュ・デイをつくる

それぞれ詳細を書いていきましょう。

休日が楽しみになるプラン(カジュアル旅行)を考える

休日は、予定を定めていないとダラダラと過ごしがちです。

なぜなら、反応的な脳の動きが優位になって、感情や動物的な刺激を軸にした行動を選択しやすくなってしまうからです。

この誘惑を適切に乗りこなすためには、予定を入れることが肝心です。友人と遊ぶ予定などを入れると、前後の予定でだらだらとしてられなくなるので、メリハリが生まれたりしませんか?

それを個人でも実現できるのが、カジュアル旅行を考えることです。

水曜日の夜くらいから、

  • 土曜日、今度電車に1,2時間ほどのって海でも見にいこうかな?
  • 自然に最近触れていないから、高尾山でも登ってみようかな?
  • ちょっとお金もあるし、新幹線で温泉でもいっちゃおうかな?

みたいなことを想像し、具体的にやってみたいプランが出てきたらそれを予定にしてみましょう。

最近だと、私は上記の形で弾丸旅行で草津温泉や別府温泉、福岡フェリー旅や大阪旅などをしてきました。

豊かな時間を過ごし、思考も身体もリフレッシュできるのでとてもおすすめです。

身体を動かす予定を入れる

人の幸福度をあげる時間の使い方で代表的なのが、身体を動かすことです。

スポーツや筋トレなどですが、多くの人にとっては億劫に感じてしまうことも多いでしょう。(私も最近寒くなってきたこともありさらに億劫になってしまっています)

ですが、この億劫になる気持ちを乗り越えて身体を動かすと休暇の時間価値が大きく変わります。私は前後にジム近くに行く用事を入れて、帰り道がてらとりあえず入ることを予定に入れています。

なになにをするため〜という思考で前もって期待値を上げすぎてしまうと、ハードルが高くなってやる気が失われてしまいます。一人でこなす筋トレならば、とりあえずいってみるみたいな目標で予定を入れるのをお勧めします。

私はジムに温泉施設があるものを選び、それを楽しむために行くという目的を付与してやったら、いくことのハードルを下げることができました。

こういう個人だけだとなかなか続かない場合もあるので、友人とゴルフやボルダリング、テニスといった競技をやる予定をいれるのも効果的かもしれません。

平日にリフレッシュ・デイをつくる

最後は、私も結構やっているノウハウです。

平日にリフレッシュデイとして、有給取得して休むことです。

忙しく働いていると、土日は余暇で豊かで主体的に過ごそうと決めていても、体力を休める時間が大半でなかなか思い通りに過ごせないことも多いです。

もっと主体的にやりたいのにー!といった思いが募ってしまい、それが休日をうまく過ごせないという現実に対する逃避感情を生み、さらなる情報の波に飲まれる悪循環を生み出したりしてしまいます。

それらを解消する一手が、この平日に休みをとることなのです。

この平日の休みは自由です。普通の休暇とは違う、より主体的な休み時間になります。

土日に読書や将来のキャリアを見据えた学習したかったのになかなか続かない。そんな思いを持っている人は、思い切ってこの日に勉強してみましょう。

楽器練習したいんだけど、土日だと疲れていてあまり見に入らない。そんな思いを持っている人は、思う存分この日に練習しましょう。

1日休むだけと思うかもしれませんが、この時間の使い方が主体的に時間を使うサイクルを作り出すきっかけとなり、土日の過ごし方にも良い影響を生み出してくれます。

結構効果的な時間の過ごし方なのです。

激しく消耗する時代だからこそ、心はゆるくメンタルを健康にする手段をもとう。

情報は豊かさを生み出します。

ですが、多くの人にとってはそれは毒となり自分の人生を蝕んでしまうのです。想像以上にこの毒は強く、メンタルを不安定にしてきます。

豊かになったとしても、心身ともに健康的というような人は結構少なくなったように感じます。表面上は元気に見えても、エネルギーを多く消耗している人が大半でしょう。

人生は一度きりでとてもかけがえのないものです。

それを最大限楽しめるのは心身が健康であること。特にメンタルの健康が最重要です。

情報がもたらしてくる影響を客観的に理解しながら、自分らしい時間の使い方をできるように一緒に頑張っていきましょう。