はらいちです。
今日は、それとそれが繋がる…?というくらい意外なところからインスパイアされた曲を2曲紹介します。
…と、その前に、
僕は欅坂46(現櫻坂46)というアイドルが好きです。
いわゆる「推し」のサイン付きグッズが欲しいがために、1週間ぶっ通しでゲームをし続けて全国1位になるくらいには好きです。
(ちなみに合計で6桁ほど課金しました)
そのくらい僕が耽溺していた欅坂46ですが、欅坂46の楽曲のうちの1曲が今回紹介する1曲目になります。
いや、誤解しないでくださいね。
ヲタクがヲタヲタしながら、内輪しかわからないようなディープな曲紹介をするようなブログではないことを先にお断りしておきます。
では改めて…その曲とは、欅坂46内の少人数ユニット「五人囃子」による『少女には戻れない』という曲です。
わかる人には一瞬でわかる…らしいのですが(ちなみに僕は初見全くわかりませんでした)。
作曲者界隈では、この曲はジャミロクワイの有名曲「Virtual Insanity」を間違いなくオマージュしたものだ、という意見で一致しているらしいのです。
https://www.tbsradio.jp/archives/?id=p-245905
↑こんなラジオの特集の中に紹介されたくらいです。
僕は「Virtual Insanity」よりも「少女には戻れない」の方が聞き馴染みのある、地球の全人口からしたら稀有すぎる存在なので、
確かに言われてみれば「Virtual Insanity」が「少女には戻れない」っぽいことはなんとなくわかります。
歌い出しとかそっくりだし、ベースのリズムは確かに全くおんなじですし、コード進行もほぼ同じですから、確かに言われてみればまあ確かに…というレベルではあるんですが。僕にとっては。
(Virtual Insanityが大好きな彼女に試しに聴かせたら「え、この曲嫌い」と言われました。違う、違う。そうじゃない。)
しかしながら、秋元康に楽曲提供するようなレベルの作曲家であれば必ず知っているような曲でしょうから、そういうコンセプトで作ってみたら通っちゃった、ということなのかもしれません。
しかしながら、ジャミロクワイと欅坂という全く繋がらなさそうな2点が繋がってるというのがまた面白いなぁと、というのが1曲目でした。
どこかのディープな音楽談義のネタにでも使ってください。
それで2曲目なんですが…もっとディープです。
というか今日オマージュ(なのではないか)と判明した曲でして、その熱が冷めないうちにその曲を紹介したい!という理由でこの記事を書いてるまであります。
というのも、なんか彼女が最近タップダンスをはじめまして、時々料理中とかステップを踏んでいるのです。
それで、いつか着物を着てタップとかしたいんだよね、などと言いながらオススメされたこの曲。
ビートたけしこと北野武監督による映画「座頭市」の中で披露される『festivo』という曲です。
おすすめされた動画そのままここにはっちゃいます。
和の雰囲気と、下駄を使ったタップダンスとの融合…。
途中(2:00くらい)から始まるキレのいいブラスバッキング、勢い、一体感…。
めちゃくちゃいいなと思ったと同時に、どこかで聞いたことあるなと。
このタップの音が鳴り響くリズミカルな曲調に、かつ祭りのような和風テイストの曲。
極め付けは歯切れの良いブラスバッキング。時折入る3連符系のキメ。
ああ、
これだ。
大学時代が欅坂没頭期だとしたら、中高時代は太鼓の達人没頭期だったでおなじみ(?)はらいちですが、
その太鼓の達人に収録されている太鼓の達人オリジナル曲である「黒船来航」というこの曲。
裏でひっきりなしになっているタップ、歯切れの良いブラス、リズミカルな和風テイストな雰囲気、時折ある3連符系のキメ、、、
座頭市の『festivo』の2:00あたりを過ぎたあたりで入ってくるブラスの雰囲気から、「この曲はどちらかがどちらかのオマージュじゃないか」という確信に至りました。
そして調べてみると、festivoの公開が2003年(20年前!)、そして黒船来航の初登場が2007年(16年前!)、つまり影響を受けているのは太鼓の達人の方ということになるでしょう。
いや、確かにオマージュかどうかというのは推測の域を出ません。
確かに、festivoをオマージュした黒船来航、という構図ではなく、「festivo」にも何かしらの親がいて、「黒船来航」とは兄弟関係な可能性もないことはないでしょう。
しかしながら…これは間違い無いでしょう。
先述の「Virtual Insanity」と「少女には戻れない」は、音楽的には激似なのでしょうが素人にはピンとこない。
ただ、「festivo」と「黒船来航」は疑いようもないでしょう。
しかしながら、こんなの誰が気づくんや…と
欅坂とジャミロクワイよりもディープな繋がりを見つけて興奮していたはらいち君ですが、
世の中は広いですね。
それに気付き、さらにマッシュアップまで公開する猛者がおりました。
めっちゃカッコ良いので是非聞いてみて。
(ちなみに、黒船来航とfestivoの共通点に触れた「Webページ」は見た感じ存在しなかったので、この記事が一番乗りっぽいです。いえーい。)
しかしながら、クオリティの高いもの(製品や楽曲など)というのは、
往々にして、0から生み出すものではなく、何か既存のものを一部分変えて作られるものの方が多いのかもな、と思わされます。
何かクリエイティブな仕事をしたい、この世にないものを生み出したいと意気込んでいる人にとって、この事実は少し心をくじかれるふうに映るかもしれません。
んー、そりゃ戦略的に成功確率を少なくするそうなんだろうけどね。
そんなところに、あまりロマンを感じない性分だなぁ…いう人は一定数いるんじゃないでしょうか。
しかしながら、真似されるほどいいものを作る、というふうに捉えたらいいのかもしれませんね。
人気YouTuberコムドットが、先輩YouTuberに向けて「道を開けろ」と言ったらしいですが…
やはりレールは走るより作る方が燃えますね。
僕は。
はらいち